FSx for NetApp ONTAP のボリュームスタイルを変更すると料金はどうなるのか?

FSx for NetApp ONTAP のボリュームスタイルを変更すると料金はどうなるのか?

Clock Icon2024.08.09

困っていた内容

FSx for NetApp ONTAP は、2 つのボリュームスタイルをサポートしていますが、ボリュームスタイルを変更した場合、料金に変動はあるのでしょうか?

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/flexgroup-volume-management-for-amazon-fsx-for-netapp-ontap-is-now-available/

FlexVol と FlexGroup

FSx for ONTAP は、次の 2 つのボリュームスタイルをサポートしています。

① FlexVol – 最大 300 TiB のストレージをサポートするため、このボリュームは汎用ワークロードに最適です。

② FlexGroup – ボリュームあたり最大 20 PiB のストレージと数十億のファイルをサポートしているため、このボリュームは、要求の厳しい Electronic Design Automation (EDA)、耐震解析、ソフトウェア構築/テストのワークロードに最適です。

結論

ボリュームスタイルを変更しても、直接的な料金観点での変動はありませんでした。
以下の料金表にも、こちらの観点では記載がありません。

https://aws.amazon.com/jp/fsx/netapp-ontap/pricing/

説明

FSx for NetApp ONTAP のストレージ関連の料金で考えることとして、ボリュームスタイルの観点からではなく、以下の2項目を考慮する必要があります。
※以下の内容とは別に、バックアップの利用に応じて、バックアップストレージが別途発生するようです。

  1. プロビジョンされたSSD ストレージ平均容量
  2. キャパシティープールストレージの消費量

FSx for NetApp ONTAPは、ボリュームが仮想リソース(実際にはストレージ容量を消費しない)のため、ボリューム自体に対する料金設定を設けていないためです。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/fsx/latest/ONTAPGuide/managing-storage-capacity.html#storage-tiers

補足

実際にボリュームスタイルを変換してみた、弊社記事はこちらです。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-fsx-for-netapp-ontap-flexgroup/

料金に関する事項は、ご利用開始前に、最新の情報をAWS公式ページより都度ご確認いただければと思います。

この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。

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